待合室には2つのお知らせのバインダーを用意しております。
左側が普通のお知らせ、右側がさまざまな病気についての説明となっております。
医師が診療中にお話ししているつもりでも、できていなかったり、また医師に聞きたくても聞きにくかったりすることがあるかと思います。
それを少しでも補うことができたらと思い、バインダーにまとめました。
以下の文章はその一部です
風邪について
風邪には大きく分けて2種類があります。
①ウイルスによるもの②ウイルス以外のもの(細菌、クラミジアなど)の2種類です。
約9割が①ウイルスによるものです。
ウイルスによるものには残念ながら抗生剤は効果がありません。
でもウイルスによるものは2,3日、長くても一週間くらいで自然に治ります。
ですから抗生剤を飲まなくても9割は自然治癒力によって良くなります。
そのため、軽症と判断した場合、抗生剤を処方しないという選択肢をとることもあります。
とはいうものの、1割は細菌感染なので、この場合は抗生剤が有効ですし、抗生剤がなければ長引いたり、重篤化するおそれがあります。
病院や診療所を訪れるかたは「少しでも早くよくしたい。」と思っていらっしゃると思います。また、逆に「できれば抗生剤は飲まないで様子をみたい」というかたもいらっしゃると思います。
抗生剤についてご意見がございましたら、お気軽にご相談ください。
治療は抗生剤以外に咳やくしゃみ、関節痛などの症状をとるお薬もございます。
症状をやわらげるお薬には漢方薬もございますので、ご希望のかたはお気軽にご相談ください。
来院された際にはぜひごらんください。
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