今までの記事は
ヨーロッパ共通言語参照枠(パート1)
ヨーロッパ共通言語参照枠(パート2)をご覧ください。
それではどのように利用すべきかについてです。
その前に以前、アメリカで発表された記事をもとにそれぞれのレベルに達するのに必要な時間について下に示します。
A2:650-700時間
B1:1200-1500時間
B2:1750-2100時間
C1:2400-2760時間
C2:3500-7000時間
これは
①日本人が英語を学ぶのに必要な時間はドイツ人やフランス人が英語を学ぶのに必要な時間の約4倍(3.75倍)かかること
②ドイツ人、フランス人が英語を学ぶのに必要な時間が
A2:180-200時間
B1:350-400時間
B2:500-600時間
C1:700-800時間
C2:1000-2000時間
かかること
より単純に3.75倍しています。
次に自分の求めているレベルを調べます。
例えば大学受験であれば難関校でもB2レベル(準一級レベル)あれば十分なのでB2レベルまで必要な時間は1750-2100時間となります。
一見、気が遠くなるかたがいらっしゃるかとは思いますが、これは総時間数です。
つまり、それだけの時間をかければ誰でも習得できるものだということです。
大事なことは
誰でも時間をかければできるということ(もちろん個人差はありますが)。
目的のレベルに応じて必要な時間数がだいたいわかっているので焦らず計画を立てていけば必ず達成すること。
日本人が英語を学ぶのに必要な時間はどうしてもたくさん必要になるが、それは仕方がないこと。
(逆に日本人が学びやすい言語もあります。韓国語やインドネシア語など。)
C2レベル(ほぼネイティブ)まで達するのは大変だが、それでも時間をかければ可能だということ。
全ての人がC2レベルを目指すことはないと思いますし、目指すのはわずかな人だとは思います。
それでもすべての人が英語に対して変に構えたりせず、「必要があれば必要なレベルに達するのに必要な時間さえかければできるんだ。」と余裕をもってもらえたらいいなと思います。
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